第八十七章 青鸟
いざなうのは远(とお)い远(とお)いあのこえ
眩(まぶ)しすぎたあなたの手(て)も握(にぎ)って
求(もと)めるほど苍(あお)い苍(あお)いあの空(そら)
坠(お)ちていくとわかっていた
それでも光(ひかり)を追(お)いつづけていくよ
振(ふ)り切(き)るほど苍(あお)い苍(あお)いあの空(そら)
苍(あお)い苍(あお)いあの空(そら)
苍(あお)い苍(あお)いあの空(そら
爱想(あいそ)つきたような音(おとで)
さびれた古(ふる)いまぢは坏(こわ)れた
飞翔(はばた)いたらもぢれないと言(い)って
探(さが)したのは白(しろ)い白(しろ)いあの云(くも)
突(つ)き拔(ぬ)けたらみつかると知(し)って
见饱(みめ)きたカゴはほら拾(す)ててうく
振(ふ)り返(かえ)ることはもうない
高鸣(たかな)る鼓动(こどう)に呼吸(こきゅ)を共鸣(あつ)けて
このまどを蹴(け)って飞(と)び立(た)つ
かけ出(だ)したら手(て)にできると言(い)って